福岡市動物園
深い緑に包まれた都会のオアシスのような動物園。
福岡市中心部に近く、博多駅からバスで約20分の場所にあり、福岡市植物園も併設されています。
現在、園内は3つのエリアに分かれています。
特に「アジア熱帯の渓谷エリア」は、リニューアルの第1弾として2013年に新しく完成しました。
このエリアには空中観覧デッキなどがあり、ゾウやオランウータンなどアジア熱帯地方の動物たちをいろんな角度から観察できます。
また長崎県の対馬にのみ生息するツシマヤマネコやツシマジカ、福岡市動物園でしか会えないツシマテンも見どころです。
開園時間 | 9:00〜17:00※入園は16:30まで |
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休園日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12月29日〜翌年1月1日)※3月の最終月曜日は開園。 |
入園料 | 大人600円/高校生300円/中学生以下は無料 |
福岡市動物園は今年開園90周年
福岡市動物園の歴史
福岡市動物園の始まりは、1933年に昭和天皇御即位記念事業施設として設立された「御大典記念・福岡市動植物園」です。戦局悪化のため11年後に閉園しました。
戦後1953年に都心近くの南公園に場所を移し、現在の「福岡市動物園」を開園。1980年に植物園を併設して、深い緑に包まれた都会のオアシスとして市民をはじめ多くの人々の憩いの場となっています。
動物たちと人にやさしい動植物園を目指して、各施設のリニューアルが20年計画で進められています。
年表
1933年 | 福岡市動物園の前身である「御大典記念・福岡市動植物園」開園 |
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1944年 | 戦局悪化のため、閉園 |
1953年 | 「福岡市動物園」開園 |
1980年 | 「福岡市植物園」開園 ジャイアントパンダ来園、帰国 |
1998年 | 初めて「夜の動植物園」開催 |
2003年 | これまでのツシマヤマネコの繁殖成功に対して、古賀賞(繁殖特別賞)と技術研究表彰を受賞 |
2013年 | オランウータンとシロテテナガザルの混合飼育に対して、NPO法人市民ZOOネットワーク主催のエンリッチメント大賞2013を受賞 |
国内初の繁殖に成功した動物
キリン 、オグロヌー、オシドリ、チンパンジー、ゴールデンライオンタマリン、ジャガー、ニホンアナグマ、サシバ、オージュボンカラカラ、ビセイインコ、ギンカモメ、ルリコンゴウインコ、ハナジロハナグマ、ヒクイナ、ソデグロバト、アカカザリフウチョウ、ツシマヤマネコ、ツシマジカ、ヒイロニシキヘビ、ホオジロカンムリヅル、オウギバト、ギンカモメ、キタカササギサイチョウ、ニシアフリカトカゲモドキ
- 福岡市動物園. “福岡市動物園について”. 福岡市動物園.https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/abouts/,(2023-04-19).
- 福岡市動物園. “福岡市動物園の歴史”. 福岡市動物園.https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/abouts/history,(2023-04-19).
- 福岡市動物園. “リニューアル”. 福岡市動物園.https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/abouts/renewal,(2023-04-19).
ニュース
チンパンジーのキンコがやってきます!
チンパンジーのキンコが、3月14日に周南市徳山動物園から福岡市動物園にやってきます。
キンコは、1989年にエジプトで生まれたメスのチンパンジーです。
キンコの仲間入りで、福岡市動物園のチンパンジーは3頭になるそうです。
すでに暮らしている2頭もメスとのことで、これから仲良くなれると良いですね。
<チンパンジー>
霊長目ヒト科。体長は74〜96㎝、体重26〜70kg。
アフリカの中央部、西部の森林やサバンナに生息しています。
果実を中心に種子や樹皮、ハチ、アリ、時には小動物を食べます。
動物園での食べ物は、野菜や果実、枝葉、パン、卵、煮干し、ヨーグルト。(多摩動物公園の場合)
たいへん頭が良く、しぐさや声、顔の表情などで、お互いの意思を伝え合います。
2023/03/13
アムールトラがやってきます!
日に日に冬の気配が近づく11月。
福岡市動物園にアムールトラのヒューイがやってきます。
ヒューイは浜松市動物園で昨年の2月に生まれたオスです。
ヒューイの仲間入りにより、福岡市動物園に暮らすアムールトラは2頭になるとのこと。
すでに暮らしているアムールトラは、食いしん坊のカイ(オス・16歳)です。
オス同士、仲良くなれると良いですね。
<アムールトラ>
食肉目ネコ科。体長は2.2〜3.1mで、ネコ科の中で最大。体重は100〜260kg。
ロシア極東の沿岸地方およびハバロフスク地方のアムール川およびウスリー川流域のみに生息しています。
イノシシやシカ、肉食動物などを食べます。
2022/11/16
ツシマヤマネコの赤ちゃん3匹の名前が決定!
福岡市動物園で、5月と7月に生まれたツシマヤマネコの赤ちゃん3匹の名前が決まりました。
ツシマヤマネコは長崎県の対馬にのみ生息し、絶滅危惧種に指定されているネコの仲間です。
決まった名前は「つむぎ」「りん」「チョコ」です。
「つむぎ」は5月生まれのメスの赤ちゃん。
人工哺育で育ち、人の思いや命を紡いでいるという理由などが名前の由来だそうです。
「りん」と「チョコ」は7月生まれで、どちらもメスの双子です。
「りん」は、命のつながりを輪(わ)に例えて名付けられたとのこと。
「チョコ」は、父親のチョビの名前から1文字授かったそうです。
福岡市動物園はツシマヤマネコの繁殖に取り組んでおり、その現状を伝えるイベントを10月に行いました。
そのイベントで、3匹の名前を来園者に投票してもらい決まったそうです。
それぞれ素敵な名前に決まって良かったですね。
<ツシマヤマネコ>
※イメージ写真
食肉目ネコ科。体長は50〜60㎝、体重は3〜5kg。
長崎県の対馬にのみ生息しています。
主にネズミ類、その他に鳥、昆虫、爬虫類、カエルなども食べます。
絶滅危惧種、国内希少野生動植物種に指定されています。
2022/10/11
アクセス・地図
アクセス1
地下鉄で:地下鉄七隈線「薬院大通駅」下車2番出口よりバス乗換。「薬院大通り」56・58番バスで6分(土、日、祝は約10分おき)、徒歩なら約15分。アクセス2
西鉄電車で:西鉄大牟田線「薬院駅」下車。南口よりバス乗換。「薬院前」58番バスで10分(土、日、祝は約20分おき)アクセス3
バスで:(博多方面から)「博多駅前A」58番バスで約20分 (土、日、祝は約20分おき)/(天神方面から)「天神協和ビル前(10)」56番バスで約20分※情報が最新でない場合があります。公式サイトや電話でご確認の上、お出かけください。
動物情報
- ミナミシロサイがいます。
- 絶滅危惧種のツシマヤマネコがいます。対馬だけに生息し、体長は50〜60cm、体重は3〜5kgです。
レッサーパンダがいます。
- ハルマキ(2016/7/16、メス)
2020年1月6日、市川市動植物園から来園しました。 市川市動物公園のカリンの子です。 - マリモ(2008/6/24、メス)
2011年5月、多摩動物園から来園しました。 りんごを両手で持って食べる姿がとてもかわいいです。 - ノゾム(2012/7/5、オス)
2016年4月10日、茶臼山動物園から来園しました。
もっと楽しむ
イベントに参加したり動物園に貢献出来る『動物サポーター』があります。詳しくは動物園までお問い合わせください。
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